2024/10/25 14:35
家具・建具・造作のオーダー・リメイク・修理/メンテナンス【OJIKI工房】
神奈川県横浜市のお客様からいただいたご注文、ドレッサーのリメイクについてご紹介いたします。

🔸目次
1. リメイクとは?
2. Before:ご依頼の背景 ― ドレッサーのリサイズ
3. 設計と打ち合わせ ― デッサンから製作図へ
4. リメイク工程 ― 受け継ぐ部分と新たに生まれる部分
5. After:ナラ材のやさしい表情を纏った新しい姿
6. ミラーボックスの中に宿る家族の想い
1. リメイクとは?
OJIKI工房のリメイクは、
不要になった家具や使いづらくなった家具を「ただ捨てる」のではなく、
今のライフスタイルや住環境に合わせて再設計・再加工し、新しい価値を吹き込むことです。
古いけれど思い出のある家具、大切な人が使っていた家具など、
《感情のこもったモノに、新たな命を吹き込む》
それが私たちの考えるリメイクです。

2.Before:ご依頼の背景 ― ドレッサーのリサイズ
「自宅にあるドレッサーが大きすぎるため、サイズを見直して使いやすくしたい」
そんなご相談から始まった今回のリメイクプロジェクト。
単なるサイズ変更ではなく、“思い出を残しながら新しく生まれ変わらせる”ことが大きなテーマとなりました。
既存のドレッサーは、重厚感のあるクラシックなデザイン。
長年大切に使われてきたことが感じられる家具でした。
しかしサイズが大きく、現代の住空間には少し圧迫感がある状態。
そこで必要な部分を活かしながら、コンパクトで使いやすい形へと再構築することになりました。

3. 設計と打ち合わせ ― デッサンから製作図へ
お客様と何度かデッサン画・製作図面のやり取りを重ね、
サイズバランスや収納計画、鏡の使い勝手を細かく検討。
• 下台サイズ:W660×H770×D450
• 鏡サイズ:W460×H750×D120
• 材料:ナラ材
• 仕上げ:オイル塗装
ナチュラルなカラーに変更したいというご要望を反映し、
ナラ材の優しい木目が映えるデザインへと方向性を定めました。

4. リメイク工程 ― 受け継ぐ部分と新たに生まれる部分
上部のミラーボックス部分は、元の鏡台に付いていたものをリメイクして再利用。
過去と現在をつなぐ象徴的なパーツとなっています。

下台は新たにナラ材で製作。
すっきりとしたフォルムと脚付きデザインにすることで、空間に軽やかさを持たせました。

5. After:ナラ材のやさしい表情を纏った新しい姿
完成後のドレッサーは、明るくやわらかなナラ材の木肌が印象的な一台に。
ナチュラルなインテリアにも調和し、
以前の重厚な印象から、軽やかで上品な佇まいへと生まれ変わりました。
オイル仕上げにより、木の質感をそのまま感じられる仕上がりです。

6. ミラーボックスの中に宿る家族の想い
ミラーボックスを開くと、
内部にはお母さまの形見のドレッサーが現れる設計。

赤い内装と金具が印象的な内部構造は、
単なる収納ではなく「想いを受け継ぐ空間」として存在しています。
見えない部分にこそ、物語が込められています。

お客様からは
「世界にひとつだけのドレッサーという特別感を感じます」
とのお言葉をいただきました。
既存家具を活かしながら、新たなデザインと用途を与えるリメイク。
それは単なる再製作ではなく、
時間と想いを未来へつなぐ家具づくり だと私たちは考えています。
OJIKI工房では、家具や建具のオーダーメイドだけでなく、使い込んだ家具の鏡面仕上げの塗装修復や、アンティーク家具の再生など、幅広く対応しております。
詳しいご相談・お見積もりは、LINE公式、電話、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

