製作事例・NEWS

2025/08/15 15:52

木製つまみ(木製ノブ)は、家具や収納扉、引き出しの開閉に使われる取っ手パーツです。無垢材を削り出して作られるため、金属や樹脂製にはない手に馴染む温もりや自然な風合いが魅力です。
また、経年変化によって木目や色合いが深まり、長く使うほど愛着が増します。

今回は、木製つまみ(木製ノブ)についてまとめましたので、最後まで読んでくださいね。

 目次

1. 木製つまみの種類

2. 木製つまみの用途

3. 家具で使われる木製つまみの要素

4. 木製つまみが使われる家具

5. インテリアとの相性

6.木製つまみの選び方とポイント

7. OJIKI工房の木製つまみをご紹介!


1. 木製つまみの種類

ひと口に木製つまみと言っても、その形や取り付け方、表面の仕上げによって印象や使い心地は大きく変わります。ここでは、代表的な分類をご紹介します。

◎形状のバリエーション
・ノブ型
丸や楕円、キノコ型など、指先でつまみやすい形状。引き出しや小さな扉によく使われます。
・バー型
横長や縦長の形で、手をかけて引っ張る動作に向いています。扉や大きめの引き出しにおすすめ。
・装飾型
円錐や段付きなど、見た目のアクセントになるデザイン。家具の表情を引き立てます。

◎取り付け方法の違い
・ネジ一体型
ノブとネジが一体化していて、簡単に取り付けられるタイプ。
・ねじ込み式
本体にねじを差し込み固定する方式。交換やメンテナンスがしやすいのが特徴です。
・貫通ボルト式
家具の板を貫通させてボルトで固定するタイプ。しっかり固定したい場合に適しています。

◎仕上げによる風合い
・オイル仕上げ
木目や手触りを活かした自然な質感。触れるたびに木の温もりを感じられます。
・ウレタン塗装
表面にコーティングを施し、傷や汚れに強く長持ちする仕上げ。
・無塗装
素材そのままの風合いを楽しめます。使い込むほど味わいが増し、経年変化を存分に堪能できます。


2. 木製つまみの用途

木製つまみは、家具や収納のアクセントとしてだけでなく、毎日の生活の中で欠かせない役割を果たしています。用途を知ることで、よりぴったりな一つを見つけやすくなります。

チェストやキャビネットの引き出し
手に触れる機会が多く、握りやすさとデザインの両方が重要です。
食器棚や収納扉
大きめの扉には、開閉しやすいバー型や持ちやすいノブ型が便利。
室内ドアや小窓
部屋の雰囲気を左右する部分。木製にすることで空間に温もりをプラスできます。
DIYやリメイク家具
取っ手を付け替えるだけで、既存の家具が見違えるほどおしゃれに変身します。

3. 家具で使われる木製つまみの要素

木製つまみを選ぶときは、「見た目の好み」だけでなく、大きさ・形状・樹種・用途など、いくつかのポイントをバランスよく考えることが大切です。ここでは、それぞれの要素について簡単にご紹介します。

大きさ
一般的には直径20〜40mm程度が多く、家具のサイズや使う人の手の大きさに合わせて選びます。小さすぎるとつまみにくく、大きすぎると全体のバランスが崩れることもあります。
形状
握りやすさはもちろん、家具全体のデザインとの調和も重要です。丸みのある形はやさしい印象に、直線的な形はシャープでモダンな雰囲気になります。
◎樹種の違い
 ・オーク…硬く耐久性が高く、素朴でナチュラルな風合い
 ・ウォールナット…深みのある色味で高級感を演出
 ・メープル…明るく清潔感のある印象
 ・ヒノキ・パイン…軽く、やさしい雰囲気で温もりを感じられる
◎目的別の選び方
日常的に頻繁に使う場所では握りやすさや耐久性を重視し、アクセントとして使う場合は形や木目などのデザイン性を優先すると、満足度の高い仕上がりになります。

4. 木製つまみが使われる家具

木製つまみは、さまざまなタイプの家具に取り入れられています。デザインや素材の選び方によって、家具全体の印象を変えることもできます。 
 • 北欧風チェストやキャビネット 
明るい木目とシンプルな形のつまみが、北欧らしい温かみのある雰囲気を引き立てます。
• 無垢材の食器棚 
自然素材の扉と木製つまみの組み合わせは相性抜群。キッチンに落ち着いた空気をもたらします。 
 • ナチュラルモダンのテレビボード 
シンプルなデザインの中に木のアクセントが加わることで、やさしさと高級感が同時に生まれます。 
 • 子供用家具 
角のない丸みのある木製つまみは、安全性が高く、見た目もやさしい印象に。保育家具や子供部屋にぴったりです。

 

5. インテリアとの相性

木製つまみは、その素材感とデザインの幅広さから、さまざまなインテリアスタイルに自然に溶け込みやすいアイテムです。

• 北欧ナチュラル 
明るい木目とやさしいフォルムのつまみが、自然素材を活かした空間にぴったり。 
• 和モダン 
落ち着いた色合いのウォールナットやオークのつまみが、和の趣と現代的な要素をほどよく融合します。 
• カントリー 
素朴で温かみのある木製つまみが、北米のカントリー風のインテリアにやわらかな表情を添えます。 
• シンプルモダン 
木と黒金具を組み合わせたデザインは、無機質になりがちなモダンインテリアに温もりをプラスします。

6. 木製つまみの選び方とポイント

木製つまみを選ぶ際は、見た目だけでなく、家具との相性や使い心地も大切にしましょう。

 1. 家具のテイストに合わせる 
北欧ナチュラルや和モダンなど、家具や部屋の雰囲気に合う形や色を選びましょう。 
 2. 握りやすさをチェック 
実際に触れられる場合は、手の大きさや握りやすさを確認するのがおすすめです。
 3. 樹種の特徴を活かす
 • オーク:ナチュラルで丈夫 
 • ウォールナット:深みのある色合いで高級感 
 • メープル:明るく清潔感のある印象 
 4. サイズを確認 
小さすぎると開けづらく、大きすぎるとバランスが崩れることも。家具の寸法に合ったサイズを選びましょう。 
 5. メンテナンスのしやすさ 
オイル仕上げなら定期的なお手入れで長く美しさを保てます。

7. OJIKI工房の木製つまみをご紹介!

OJIKI工房では、職人が一つひとつ丁寧に削り出した無垢材の木製つまみを展開しています。握りやすさ、デザイン性、素材感にこだわったラインナップです。

◎バー取っ手 type1
細身で軽やかな印象。引き出しや開き戸に最適。

◎バー取っ手 type2
丸みを帯びたやさしいデザイン。北欧・ナチュラル系家具に。

◎バー取っ手 type3
しっかりと握れるグリップ感。キッチンや大型収納におすすめ。

◎post knob つまみP / M・S
円柱形+指掛かり加工で握りやすく、小型引き出しから中型収納まで対応。

◎fountain knob つまみF / L・S
段差のある造形がアクセントに。洗練された印象の家具に。

◎cone knob つまみC / L・S
円錐フォルムで軽快な印象。モダンや北欧家具に好相性。


木製つまみは、機能性とデザイン性を兼ね備えた家具パーツです。
OJIKI工房の木製つまみは、無垢材の温もりと職人技が光る逸品。家具を長く、美しく使うために、ぜひお気に入りの一点を見つけてください。

《OJIKI工房とは?》

自然の木を切り出した無垢の木材を使用した家具や建具などの製造販売をしているOJIKI工房は、オーダーメイドだけでなく、使われなくなった家具や、年季が入った建具、現代の生活では使いにくくなった造作物などのリメイクも行っています。
リメイクでは、デザインや機能性などについてお客様のご要望をお伺いしたうえで製作しているため、多くのお客様から喜びの言葉をいただいております。

自然の木をそのまま切り出した無垢の木を使用した家具以外にも、住宅用の収納家具、壁や天井と一体となった造作家具やキッチンに加え、オフィスや店舗で使用する各種造作物などを、オーダーメイドで製作しています。

私たちは、木製家具や木製の建具を長く、大切に使いたいお客様のご要望にお応えしたいと考えています。
⚫︎家族が長く使ってきた家具をリメイクして、これからも長く使って行きたい
⚫︎好みのデザインと素材と使い勝手にこだわった家具をオーダーメイドして、長く大切に使いたい
⚫︎自宅の家具や設備に自然素材をなるべく使用することで、安心して、健康的に暮らしたい
⚫︎心も体も健康的に働けるオフィスをつくりたい
⚫︎自然素材を多く使用したお店を作りたい

ぜひ、私たちオジキ工房におまかせください。
ご質問などのお問い合わせは、お電話、LINE、メールなど、お好みの方法から、お気軽にご連絡ください。
皆様からのご要望、お待ちいたしております。

TEL: 046-204-5592(9:00〜18:00)

==============
株式会社オジキ
木製家具・木製建具[オーダーメイド・リメイク・修理]座間・大和・相模原
〒252-0003 神奈川県座間市ひばりヶ丘5-49-16
代表取締役 大川賢一
Profile
東海大学工学部建築学科卒業
Chippendale International school of Furniture (英国)卒業
(家具製作・アンティーク家具の修理)
蓮華草元町工房にて3年修業
100年以上続く横浜家具の製作工程をベースに、鉄・革・硝子などを使い新たなデザインを模索しながら、日々木工活動に取り組む。
==============

製作事例・NEWS Top
LINE公式アカウント