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2025/11/07 15:24

アンティークのスティーマートランク(Steamer Trunk)のリペア

家具・建具・造作のオーダー・リメイク・修理/メンテナンス【OJIKI工房】

お客様からいただいた、100年以上前の船旅や鉄道旅行で活躍したスティーマートランクの修理(リペア)のご注文についてご紹介いたします。

スティーマートランクは、収納家具としてだけでなく、その存在感や歴史を感じられるインテリアとしても人気があります。しかし、長い年月を経たアンティーク家具は、木部の色あせや汚れ、金具のサビなど、経年による傷みが避けられません。

今回のリペアでは、「新品のように作り替える」のではなく、アンティークならではの風合いを大切にしながら、これからも長く使い続けられる状態へ再生することを目指しました。

🔸目次

1. スティーマートランク(Steamer Trunk)とは?
2. 修理前の状態とリペアのポイント
3. 木部・金具を一つひとつ丁寧に修復
4. アンティークらしい風合いを残した仕上げ
5. 今ある家具を未来へ受け継ぐという選択


1. スティーマートランク(Steamer Trunk)とは?

スティーマートランク(Steamer Trunk)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、船旅や鉄道旅行で使われていた大型の旅行用トランクです。
丈夫な木製フレームをベースに、金属や革で補強された非常に堅牢なつくりが特徴で、衣類や帽子、貴重品などを安全に運ぶために製作されました。

現在では収納家具やディスプレイ家具として人気が高く、ショップやご自宅のインテリアとして取り入れる方も増えています。

スティーマートランクの特徴

特徴内容
製造時代19世紀後半〜20世紀初頭
用途船旅・鉄道旅行用トランク
構造木製フレーム+金具+木桟による高い耐久性
現在アンティーク家具・収納家具・店舗什器として人気

 

2. 修理前の状態とリペアのポイント

今回お預かりした2台のトランクは、長い年月を経て味わい深い表情になっていました。

・木部の色あせ
・表面の汚れ
・木桟の傷み
・金具のサビや塗装の劣化
などが全体に見られましたが、これらはアンティーク家具として歩んできた歴史でもあります。

そのため、OJIKI工房ではすべてを新品のように消してしまうのではなく、「残すべき風合い」と「修復すべき傷み」を見極めながら作業を進めます。

 

3. 木部・金具を一つひとつ丁寧に修復

アンティーク家具の修理では、いきなり塗装することはありません。
まずはトランクに取り付けられている木桟や金具を一つずつ取り外し、それぞれ個別に修復していきます。

◎木部の修復
木桟は一本ずつ研磨を行い、経年で失われた色味をステインで整えます。
その後、ウレタン塗装で保護することで、美しい木目を引き立てながら耐久性も高めました。


◎金具の修復
金具はサビや汚れを丁寧に落とした後、アンティークらしい落ち着いたマットブラックで再塗装。
新品のような光沢ではなく、年月を感じられる雰囲気を残すことで、木部との調和を大切にしています。

リペア内容

部位施工内容
木桟取り外し・研磨・ステイン着色・ウレタン塗装
金具取り外し・サビ落とし・マット塗装
本体全体クリーニング・色味調整・組み直し

 

4. アンティークらしい風合いを残した仕上げ

アンティーク家具の修理で難しいのは、「きれいにしすぎないこと」です。
新品のように塗りつぶしてしまえば、100年以上かけて生まれた味わいまで失われてしまいます。

・擦れた文字
・金属の質感
・木の色ムラ
・時代を感じる表情
など、今回もこのような味わいを可能な限り残しながら、全体の印象だけを整えました。

Before・Afterを見比べると、木桟は美しくよみがえり、金具も引き締まった印象になっています。
それでも「新品」ではなく、「大切に受け継がれてきたアンティーク家具」であることはしっかり伝わる仕上がりになりました。

 

5. 今ある家具を未来へ受け継ぐという選択

アンティーク家具は、一度手放してしまうと同じものには二度と出会えません。
特にスティーマートランクは、歴史や旅の文化を感じられる家具であり、使い込まれた傷や経年変化も大切な価値の一つです。

「できるだけ当時の姿を残したい」
「家族に受け継ぎたい」
「インテリアとしてこれからも使いたい」

OJIKI工房では、そんなお客様の想いに寄り添いながら、一点一点手作業で修理・リペアを行っています。
単に壊れた部分を直すだけではなく、その家具が持つ歴史や思い出も一緒に未来へつないでいくことを大切にしています。

 

まとめ

スティーマートランクは、100年以上前から受け継がれてきた歴史あるアンティーク家具です。
長年の使用で木部や金具が傷んでいても、適切な修理やリペアを行うことで、その魅力を損なうことなく、美しくよみがえらせることができます。

OJIKI工房では、アンティーク家具を単なる「古い家具」として扱うのではなく、その家具が歩んできた歴史や風合いを大切にしながら修復しています。
「できるだけ当時の雰囲気を残したい」「思い出の家具をこれからも使い続けたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

職人が一つひとつ丁寧に状態を確認し、お客様のご希望に合わせた最適なリペア・修理をご提案いたします。




OJIKI工房では、家具や建具のオーダーメイドだけでなく、使い込んだ家具の鏡面仕上げの塗装修復や、アンティーク家具の再生など、幅広く対応しております。

詳しいご相談・お見積もりは、LINE公式、電話、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。


電話:046-204-5592(平日9:00〜18:00)

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《OJIKI工房とは?》

自然の木を切り出した無垢の木材を使用した家具や建具などの製造販売をしているOJIKI工房は、オーダーメイドだけでなく、使われなくなった家具や、年季が入った建具、現代の生活では使いにくくなった造作物などのリメイクも行っています。
リメイクでは、デザインや機能性などについてお客様のご要望をお伺いしたうえで製作しているため、多くのお客様から喜びの言葉をいただいております。

自然の木をそのまま切り出した無垢の木を使用した家具以外にも、住宅用の収納家具、壁や天井と一体となった造作家具やキッチンに加え、オフィスや店舗で使用する各種造作物などを、オーダーメイドで製作しています。

私たちは、木製家具や木製の建具を長く、大切に使いたいお客様のご要望にお応えしたいと考えています。
⚫︎家族が長く使ってきた家具をリメイクして、これからも長く使って行きたい
⚫︎好みのデザインと素材と使い勝手にこだわった家具をオーダーメイドして、長く大切に使いたい
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株式会社オジキ
木製家具・木製建具[オーダーメイド・リメイク・修理]座間・大和・相模原
〒252-0003 神奈川県座間市ひばりヶ丘5-49-16
代表取締役 大川賢一
Profile
東海大学工学部建築学科卒業
Chippendale International school of Furniture (英国)卒業
(家具製作・アンティーク家具の修理)
蓮華草元町工房にて3年修業
100年以上続く横浜家具の製作工程をベースに、鉄・革・硝子などを使い新たなデザインを模索しながら、日々木工活動に取り組む。
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