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2026/07/20 11:11

チーク材で作られた丸テーブルのメンテナンス(補修と塗装直し)

家具・建具・造作のオーダー・リメイク・修理/メンテナンス【OJIKI工房】

お客様からいただいた、丸テーブルを長年使用してきて天板に痛みはあるものの、今後も使用していきたいとのことで、天板を含むテーブル全体の塗装直しとメンテナンスのご注文をご紹介します。

毎日の食事や家族との団らんで使うテーブルは、長く使うほど傷や汚れが増えていくものです。さらに天然木の家具では、年月とともに木が動き、反りや割れなどが生じることもあります。
今回のチーク材でつくられた丸テーブルは、天板には傷みだけでなく、木の収縮による反りや割れも見られました。そのため、表面をきれいにするだけではなく、天板を一度分解して製材し、再び接ぎ直すところから修理を行いました。

もともとのテーブルが持つ雰囲気をできるだけ残しながら、「これからも使い続けられる家具」へ。完成までの工程をご紹介します。

🔸目次

1. 長年使われてきたチーク材の丸テーブル
2. 反りや割れを直すため天板を一度分解
3. 製材して整えた木材を再び接ぎ直す
4. 元の雰囲気を残すための塗装直し
5. 思い入れのある家具を修理して使い続ける

1. 長年使われてきたチーク材の丸テーブル

今回ご相談いただいたのは、チーク材で作られた大きな丸テーブルです。
「傷みは出ているけれど、これからも使い続けたい」とのご希望から、天板を含めたテーブル全体の補修と塗装直しを行うことになりました。

修理前の写真ですが、長年使用されてきたことで天板の塗装に傷みや色ムラが生じています。

さらに今回問題となったのが、木材の収縮による反りや割れです。
天然木は周囲の湿度などによって膨張と収縮を繰り返します。その影響が長い年月の中で積み重なると、天板に反りや割れ、接ぎ部分のズレなどが現れる場合があります。

今回のテーブルも長年の使用によって木の収縮が激しく、反りや割れなどの損傷がありました。そのため、木部そのものから修理することにいたしました。

 

2. 反りや割れを直すため天板を一度分解

今回の修理で大きなポイントとなったのが、天板を一度バラバラの状態にすることです。

丸い天板は複数の木材を接ぎ合わせて作られているため、まず接ぎ部分を割いて、それぞれの部材へ分解します。
一見すると「ここまで分解するの?」と思われるかもしれません。
しかし、反りが大きく出ている場合、表面だけを削って整えようとすると必要以上に天板が薄くなってしまうことがあります。

そこで今回は、一度接ぎ合わせを解き、木材一枚一枚の状態を確認しながら修正する方法を採用しました。
写真からも、職人が鉋を使って天板を整え、その後、大型の木工機械を使って加工している様子をご覧いただけるかと思います。

 

3. 製材して整えた木材を再び接ぎ直す

分解した木材は製材を行い、できる限り反りを取り除いていきます。そして、それぞれの状態を整えたところで、再び一枚の天板になるよう接ぎ直します。

今回のような家具修理で難しいのは、新品の家具を一から作る場合とは条件が異なることです。
すでに完成している家具を修理するため、以下のような、さまざまな制約があります。
・元の天板の厚み
・テーブル全体のサイズ
・残せる木材の量
・既存部分との納まり
など。

削れば削るほど簡単に直せるわけではなく、元の家具をできるだけ残すことも考えながら、必要な部分を見極めて加工することが重要になります。
適切な加工を施した後、再び接ぎ合わせ、丸テーブル本来の形へと整えていきました。

 

4. 元の雰囲気を残すための塗装直し

構造部分を整えたら、最後は塗装です。
塗装は本来の雰囲気を壊さぬよう、出来る限りの色調整を行いました。

長年使ってきた家具だからこそ、これまでの雰囲気をできるだけ残した仕上がりを目指しました。
そのため、既存部分との違和感が出にくいよう色味を細かく調整しながら塗装していきました。

完成後は、チーク材らしい落ち着いた木目と温かな色合いが再び感じられる仕上がりに。天板だけでなく、丸テーブルを印象づける厚みのある縁部分まで整えることで、家具全体に統一感が戻りました。
修理前と比べると表面の傷みや色ムラが目立ちにくくなり、木目そのものの美しさを楽しめるテーブルへと生まれ変わっています。

 

5. 思い入れのある家具を修理して使い続ける

長年使ってきた家具に傷や割れ、反りが出てくると、「そろそろ買い替えたほうがいいのかな」と迷われる方も多いと思います。

家具の状態によっては買い替えが適している場合もありますが、一方で、今回のように木部を一度分解して組み直したり、傷んだ塗装をやり直したりすることで、再び長く使える状態へ整えられる家具もあります。

特に、天然木で作られたテーブルや思い入れのある家具は、同じものを新しく購入することが難しい場合も少なくありません。
家具を修理するという選択は、単に古いものをきれいにするだけではなく、これまで使ってきた家具の良さを残しながら、これからの暮らしへつないでいく方法のひとつです。

 

まとめ

今回は、長年使われてきたチーク材の丸テーブルの修理・メンテナンス事例をご紹介しました。

厚みやサイズの制限があるなかでの修理だったため、大変な作業ではありました。
ですが完成後は、チーク材の美しい木目と温かな表情がよみがえり、見違えるほど綺麗になりお客様にも喜んで頂けたためこちらも嬉しい限りです。

OJIKI工房では、ダイニングテーブルの傷・割れ・反りの補修、天板の塗装直しをはじめ、家具の状態に合わせた修理・メンテナンスを行っています。「長年使ってきたテーブルをこれからも大切にしたい」「傷んでいるけれど修理できるか分からない」という場合も、家具の状態を確認しながら修理方法をご提案いたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

OJIKI工房では、家具や建具のオーダーメイドだけでなく、使い込んだ家具の鏡面仕上げの塗装修復や、アンティーク家具の再生など、幅広く対応しております。
詳しいご相談・お見積もりは、LINE公式、電話、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。


《OJIKI工房とは?》

自然の木を切り出した無垢の木材を使用した家具や建具などの製造販売をしているOJIKI工房は、オーダーメイドだけでなく、使われなくなった家具や、年季が入った建具、現代の生活では使いにくくなった造作物などのリメイクも行っています。
リメイクでは、デザインや機能性などについてお客様のご要望をお伺いしたうえで製作しているため、多くのお客様から喜びの言葉をいただいております。

自然の木をそのまま切り出した無垢の木を使用した家具以外にも、住宅用の収納家具、壁や天井と一体となった造作家具やキッチンに加え、オフィスや店舗で使用する各種造作物などを、オーダーメイドで製作しています。

私たちは、木製家具や木製の建具を長く、大切に使いたいお客様のご要望にお応えしたいと考えています。
⚫︎家族が長く使ってきた家具をリメイクして、これからも長く使って行きたい
⚫︎好みのデザインと素材と使い勝手にこだわった家具をオーダーメイドして、長く大切に使いたい
⚫︎自宅の家具や設備に自然素材をなるべく使用することで、安心して、健康的に暮らしたい
⚫︎心も体も健康的に働けるオフィスをつくりたい
⚫︎自然素材を多く使用したお店を作りたい

ぜひ、私たちオジキ工房におまかせください。
ご質問などのお問い合わせは、お電話、LINE、メールなど、お好みの方法から、お気軽にご連絡ください。
皆様からのご要望、お待ちいたしております。

TEL: 046-204-5592(9:00〜18:00)

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株式会社オジキ
木製家具・木製建具[オーダーメイド・リメイク・修理]座間・大和・相模原
〒252-0003 神奈川県座間市ひばりヶ丘5-49-16
代表取締役 大川賢一
Profile
東海大学工学部建築学科卒業
Chippendale International school of Furniture (英国)卒業
(家具製作・アンティーク家具の修理)
蓮華草元町工房にて3年修業
100年以上続く横浜家具の製作工程をベースに、鉄・革・硝子などを使い新たなデザインを模索しながら、日々木工活動に取り組む。
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